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数年ぶりに映画を観た。
Sur mes lèvres, 邦題:リード・マイ・リップス。
ずっと観たくて DVD を買ってあったのだけど、
なかなか映画な気分の日がなくて開封もしないまま棚の中へ。
先日ふと思い立ってまわしてみたらこれがよかった。
フランス映画のいいところをしみじみと感じさせてくれる映画。
とにかく、まず気になったのは音。
おおざっぱなくくりでいえば、フランス映画って
大げさな音響効果をつかわずに映像と演出(演技)だけで
独特の空気を創るのがものすごくうまいと思う。
とくにこの映画では、主人公カルラの耳が不自由ってこともあり
補聴器をつけているときと外したときの音がちがっていたり
息づかいだけで心理状態をあらわしたりっていうのが本当にうまい。
ヘタな効果音や BGM よりよっぽど感情移入してしまう。
エマニュエル・ドゥヴォス演じるカルラの
男性・・・もっといえば性に対する憧れやコンプレックスを
ぼんやりと鏡に写ったカルラの体の一部であったり
しぐさであったりで表現している。
そこには表情もセリフもない。
ストーリーがすすむにつれ
彼女はハイヒールを履き、セーターを脱ぎ、下着姿になり・・・
服を脱ぐように自分の抑圧された感情を脱いでいく。
不器用な女がゆがんだカタチながらもちょっとづつ花開いていく
そんな彼女の高揚や絶望が
まるで自分が鏡をのぞいているように、観ている者のそれと重なる。
エマニュエルの圧倒される演技はもちろんのこと、
すべて見せないことの色っぽさ、
そんなチラリズムがこの映画のあちこちで生きていると思う。
かと思えば、観てるこっちが殴りたくなるほど抜け目ない小賢しい女。
「ああ、可哀相」なんて思わせないところが現実的で気もちいい。
ううーん・・・やっぱりフランス。














Soleil
Soleil et Vent
Soleil et Brouillard
Nuageux
Nuageux Gris
Nuages et Brouillard
Eclaircies
Vent et Eclaircies
Brouillard et Eclaircies
Pluie
Pluie et Vent
Averses
Averses et Vent
Neige
Neige et Pluie
Neige et Averses





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